足元を見る

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今月の「成人の日」当日や前後に、全国各地で二十歳を祝う式典が行われました。晴れ着姿の若者を目にした人も多いでしょう。田巻も新潟市の二十歳のつどいのニュースを読みました。

 

その二十歳の皆さんへ贈るアドバイスが、地元紙の読者投稿蘭にありました。タイトルは、「足元への気配りも大切に」

 

40代の男性会社員が、人生の先輩として仕事をする上で大切にしてきたことが紹介されていました。

 

それが、「靴を磨く」ことです。そこには、このように綴られていました。

「『足元を見る』と言う言葉には、相手の弱みにつけこむとの意味がありますが、私は言葉通りに『足元や靴を見る』ものだと思っています。スーツには気を使っていても、自分の足元まで目が届かない方が案外多いものです。仕事相手には、結構、足元を見られているものです。」

さらには、掃除をしっかりできない人間は、仕事もちゃんとできないという話があり、靴の手入れも同じことが言えると書かれていました。耳が痛いことですが、定説です。

 

 

ところで、「足元を見る」と言う言葉は、なぜ、相手の弱みにつけこむという意味で使われるようになったのでしょうか。

 

江戸時代まで存在した駕籠をかつぐ職業、「駕籠かき」が、旅人の足元の様子から疲れ具合を見てそれにつけこみ、法外な駕籠賃を要求したことにあります。

足元がおぼつかないほど、あるいは汚れ切るほど疲れ切り、ともかく駕籠に乗りたいという心理を利用して利益を得ようとする駕籠かきの行為は、相手の弱みにつけこむ戦略です。

 

このことから「足元を見る」という言葉が、相手の弱みにつけこむという意味で使われるようになったそうです。

 

現代に駕籠かきの商売はなくなりましたが、ビジネスの交渉の場などで、相手の弱みにつけこんで自分に有利になるよう誘導することを表現します。

 

そのような意味での「足元を見る」は、履いている靴を見ればその人物のステータスや教養の深さなどがわかるといった文脈で語られる「足元を見れば人がその人わかる」や、「おしゃれは足元から」「おしゃれかどうかは足元を見ればわかる」というような、身だしなみにおける靴の大切さを説くファッション指南とは別の意味の慣用句です。

 

投稿にもあったように、「細部まで気を配ることができる人」は、「仕事ができる」につながり、足元、靴は見られている場合も多いでしょう。

 

靴を磨く時間は、「心を整える」時間という人もいます。靴磨きを趣味としている人には、「靴磨きは座禅と似ている」という人もいるようで、靴を磨くことで心に余裕が生まれ、それが仕事にも生かされるのでしょうか。

奥が深いですね。

 

読者欄の投稿者は、「これからの新しい年に思いをはせながら靴を磨き、卯年らしく飛躍できるよう、頑張りたい」と結んでいました。

 

田巻も、靴、磨いてみます。

 

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