新潟市にある専門学校アップルスポーツカレッジは、プロチームと一緒に即戦力を育てる学校です。「スポーツを仕事にする」ために、新潟県内外から集まった学生たちが学んでいます。(一部、アップルスポーツカレッジHPの写真をお借りしています。）

プロトレーナーコースの皆さんへの講義を担当して今年度で3年目。明るくパワフルで、さすが！こちらが元気をもらえました。

3年間で世界基準の資格を多数取得します。すでに就職も決まっている人もいて、来年卒業すると、いよいよトレーナーデビュー。また、学んだ技術を持って一般企業に就職する人もいます。卒業を目前にした彼らにお伝えしたのは、社会人力。「目指せ！社会人力も最強のトレーナー」と題して、社会人としての常識やマナー、コミュニケーション力、言葉遣いなどをお伝えしました。グループワークで自分の考えていることを言葉にしてもらいます。

なぜ、何のために働くのか、社会に出る前に自分の考えを言葉にしてもらいました。

「働く」ということは、決して楽しく嬉しいことばかりではありません。乗り越えなければならない試練もあるでしょう。なぜ、何ために働くのか自問自答することが、自分の仕事に向き合うことなり、モチベーションアップにつながるかもしれません。

資格が仕事をするのではありません。どんなに難関な資格を持っていても、人とコミュニケーションがとれなければ、社会に出てその能力を生かすことは出来ません。仕事は一人ではできないし、一人でするものでもありませんね。

トレーナーだけに限ったことではありませんが、その仕事に必要なスキル、知識はもちろん、それを相手にしっかり伝えなければなりません。自分が伝えた自己満足や自分では伝えたつもりではなく、伝わったということが大事です。

伝えたいことを伝える、それもちゃんと相手に伝わるには、話し方だけが重要ではありません。第一印象や態度なども伝える手段です。

新型コロナウィルスという見えない敵に翻弄され、大変な世の中で学びを重ねた彼ら。誰かのために力を発揮できる大人として社会に出てほしいと思います。心から応援しています。