雨の季節に「雨宿り」を思う
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新潟を含む北陸地方も、先日の11日に梅雨入りしました。ちょうどその日はニュースの担当日だったので、田巻がニュースで梅雨入りをお伝えしました。
雨の季節はなんとなく憂鬱な気分にもなりますが、日本には雨にまつわる言葉が多く、そのなかには美しさや風情を感じる表現も見られます。その表現は豊かで、これは私たち日本人がずっと昔から雨に心をよせ、上手に付き合って生活してきた証拠でしょう。そして、豊かな言葉は豊かな心とつながっていると感じます。
そんな言葉のなかでも、最近、あまり使わなくなったなと思ったのが、「雨宿り」です。皆さんはいかがでしょうか。
辞典でこの言葉を引いてみると、
雨を避けるために、軒下や木陰にしばらく身を寄せること。
雨のかからない所でしばらく待つこと。
雨がやむまで軒下・木陰などに避難して休むこと。
などとあります。
しかし、ふと不思議に思いました。なぜ、わざわざ「宿」という言葉を使っているのでしょう。雨が止むまでちょっと待つなら、雨休憩、雨よけ、でもいいような気がしますが、しかし、それではまったく風情もありません。
「宿る」とは、旅先で宿をとる、宿泊すること。車も電車もない昔、人々の移動手段はほぼ徒歩。このため、雨が降ったら旅籠(旅館・民宿)に泊まって、降り止むまで何日ものんびりしていたとか。旅人はそこで出会った人と情報交換をして、時には旅人同士で、友情や愛情を育んだのでしょうか。
今では天気予報が当たる確率も上がり、雨雲レーダーを見れば、何分後に雨が降り出し、止むのは何時頃なのかもわかります。このため、傘を忘れることもなくなった現代人。ゲリラ豪雨のように、突然の予測不能な雨でも、せいぜい1時間未満の話です。
スマホもSNSもない時代は、誰にも急かされることなく、雨が止むまでゆったり体と心を休ませたと考えると、それはそれで素敵な時間だったと思います。
さだまさしのあの名曲「雨やどり」がリリースされたのは1977年。なんと、今から46年も前の話です。
久しぶりに聞いてみると、
『それはまだ私が神様を信じなかった頃 9月のとある木曜日に雨が降りましてこんな日に素敵な彼が現れないかと 思ったところへあなたが雨やどり』
ご存じの方ならわかるように、そこから恋へと発展し、プロポーズへ。プッと吹いてしまう歌詞も、最後に『気がついたら、あなたに雨やどり』と、心が温かくなる内容です。
雨宿りとは、突然の雨を、やり過ごすための道草のようなもの。人生にも、雨宿りする必要があるときもあるでしょう。
あらがいようもない自然。突然の雨のようなできごと。変えることの出来ない過去。自分の力ではどうすることもできないこと。全てを忘れて、一日だけでも雨宿りする・・・
雨を眺めながら、やり過ごす。時間が過ぎるのを待つ・・・人生にも雨宿り、現代こそ、そんな時間を持つことが大切なのかもしれません。
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