秋色って、何色なのよ～！？

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立冬を過ぎて暦の上では冬ですが、「秋」ネタです(（笑）

秋も深まり、各地で紅葉が見頃を迎えた頃、お天気キャスターが見事な紅葉の映像に合わせてコメントしていました。

「ご覧ください。　一面秋色ですね。」

木々もファッションも秋色をまとい、風も空も秋色。そして、私も髪を秋色に染めました。

ん？ちょっと待ってくださいよ。私の髪色は、紅葉のような赤や黄色ではありません。空の青でもなく、ダークブラウン。栗色？です。

秋色って、秋色って、一体、何色なのよ～！！！？？？

私のなかの探求心がザワザワし始めました。広辞苑（2008年第六版）を引いてみて、衝撃の事実が！！！　なんと！！！「あきいろ」がない！！！×10

思わず、新しくなったばかりのアクセント辞典を引き、えええ～！！！×5ここにも「あきいろ」がないのですよ。

ほとんどの辞典は「しゅうしょく」と引くと「秋色」にたどり着くのです。さらにさらに、「秋色（しゅうしょく）」とは、秋の景色、秋の気配の意味。「－が深まる」とあります。

なぬ。「色」という言葉を使っていながら、「カラー」の色ではないということですか・・・「顔色をうかがう」「反省の色」というときの、あの「色」

ということは、「あきいろ」と読む「秋色」は、新しい言葉なのですね。どうしても納得いかない私は、大きな書店の辞典コーナーを陣取りました（笑）そして、ついに載っている辞典を見つけたのです。2016年三省堂国語辞典　第七版にこうありました。

「茶色やむらさきなど、おちついた色」

ふ～。あった。赤や黄色、とまでは書いてありませんが、「落ち着いた色」で落ち着きました。

しかし、2008年の広辞苑に載っていないということは、10年前までは市民権を得ていない言葉だったのでしょうか。

いえ、田巻、「あきいろ」という言葉、ず～と昔から知っています。忘れっぽくなっても、昔のことはけっこう覚えています。そう！松田聖子の「風は秋色」（またまた調べる・・・）1980年10月にリリースされた松田聖子3枚目のシングル。なんと、37年前ではありませんか。

「オ～ミルキィ　スマイル　抱きしめて～。あなたの腕の中で旅をする～。」

歌っていただいた方、ありがとうございます。そしてこれがまたなんと、「風は秋色」というタイトルでありながら、歌詞には「秋色」という言葉が一度も出てこないのであります。

全体の歌詞から、秋の景色、気配、「しゅうしょく」なのでしょうか。秋だけに謎が深まります。これ以上執着すると、今度は聖子ちゃん研究家になりそうでしたので、やめておきます。

さあ、皆様の秋色は何色ですか？

広辞苑といえば、先日、１０年ぶりに改定されることが話題になりましたね。新語１万項目追加で、来年１月に発売だとか。いよいよ、「あきいろ」も追加でしょうか。ワクワク。最近はニュース担当の日曜日に、UX新潟テレビ２１の報道フロアで広辞苑と戯れております。手が出ない高額な憧れの辞典。新しくなる広辞苑を自分専用に購入しようか、悩める秋です。

ところで、春色は？夏色は？冬色は？はい。これもおもしろいのですよ。しかし、「もう季節の話はいいよ、あきあきする」と言われる前に、このあたりで（笑）

ちなみに、ネイルも・・・秋色？・・・